「今、会社にいらっしゃいますか?」という一通のメール。その返信が「大切な繋がり」を壊すかもしれません。
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こんにちは。代表の坂田です。
最近、私の元にも、そして多くのお客様の元にも届いている不審なメールがあります。
件名はシンプルに、「今、会社にいらっしゃいますか?」。
一見、知人や取引先からの何気ない確認のように見えますが、
これは巧妙に仕組まれた迷惑メール(フィッシング詐欺)の一種です。
今回は、Web制作を通じて「お客様との繋がり」を大切にしている立場から、
なぜこのメールに反応してはいけないのか、そして私たちがデジタル社会で
何を守るべきなのかをお話しします。
1.「返信」をさせるための、心理的な罠
このメールの巧妙な点は、あえて「怪しいリンク」や「ファイル」を最初に送ってこないことです。
「今、いらっしゃいますか?」 「少し、よろしいでしょうか?」
こうした問いかけは、受け取った側に
「何か急ぎの用事かな?」「返信しないと失礼かな?」という心理的負担を与えます。
しかし、ここで返信をしてしまうと、
相手は「このアドレスは生きている(本人が使っている)」と確信し、
その後にギフトカードの購入要求や、ウイルス感染を狙うURLを送るなど、本格的な攻撃に移行します。
2.Web制作の立場から伝えたい「信頼の守り方」
私たちは、ホームページ制作やSNS運用を通じて、
お客様が大切に築いてきた「信頼」を可視化し、広げるお手伝いをしています。
しかし、こうした悪意あるメールに騙され、万が一アカウントが乗っ取られたり、
ウイルスを拡散してしまったりすれば、これまで積み上げてきた信頼は一瞬で傷ついてしまいます。
Webサイトをリニューアルし、新しいお問い合わせが増えている今だからこそ、
「入り口(メール)」のセキュリティ意識を高めることは、ブランドを守るための最優先事項なのです。
3.具体的な対策:違和感を「スルー」する勇気
こうしたメールが届いた際、私たちが推奨するアクションは一つです。
「絶対に返信せず、削除すること」
もし、どうしても気になる相手からの名前が騙られている場合は、そのメールに返信するのではなく、
電話や別の連絡手段で直接、確認してください。
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送信元のメールアドレスを確認する(表示名が知人でも、アドレスが全く無関係な文字列になっていることが多いです)
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文末の署名や挨拶に違和感がないか確かめる
これまでの記事で「丁寧に、一つひとつ考える」ことの大切さを書いてきましたが、
メールの処理においても、一歩立ち止まる「余白」が、
あなたとあなたの先のお客様を守ることに繋がります。
最後に
便利さとリスクは、常に背中合わせです。 私たちは「むすび・つなぎ・ひろげる」活動を支えるパートナーとして、
制作技術だけでなく、こうしたデジタル上の安全についても共に考えていきたいと思っています。
「これって怪しい?」と迷うことがあれば、いつでもご相談ください。
その一瞬の迷いにお応えすることも私たちが提供する「安心」というサービスの一つだと考えています。