新年度を「最高の空白」で迎えるために。私がこの3月に「捨てる」もの。

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新年度を「最高の空白」で迎えるために。私がこの3月に「捨てる」もの。

いよいよ3月、年度末の足音が聞こえてきました。

1月に「毎月新しいアクションを起こす」と決めてから、坐禅にサッカー観戦にと、

自分の外側に刺激を求めて動いてきましたが、

今月は少し視点を変えて「内側の棚卸し」をテーマに動いています。

(本当は、2月のメダルラッシュの余韻に浸りながら、のんびり春を待ちたい気持ちも山々なのですが…笑)

広告企画という仕事は、いわば「情報の翻訳業」です。

常に新しい知識やトレンドを詰め込み続ける必要がありますが、器が満杯のままでは、

本当にクリエイティブな閃きが入る余地がなくなってしまいます。

だからこそ、この3月、私はあえて「捨てる」ことを決めています。

1. 「過去の成功パターン」を捨てる

数年前に通用した「バズりの法則」や、これまで安定して成果を出してきた「定番の構成」。

これらは安心材料ではありますが、変化の激しい2026年の今、時として「思考のブレーキ」になります。

(慣れ親しんだ“正解”を手放すのは、正直に言って、少し怖いことでもあります。)

「前もうまくいったから」という甘えを捨て、真っさらな状態で目の前の課題に向き合う。

そのためには、一度自分の中にある「正解のストック」をリセットする勇気が必要だと考えています。

2. 「説明のための説明」を捨てる

企画書を作っていると、つい「あれもこれも」と情報を盛り込みたくなります。

「これだけ調べました!」という証拠を、どうしても詰め込みたくなってしまうのです。

(作り手としての“頑張り”を、つい認めてほしくなってしまうんですよね。)

しかし、先月の豊田スタジアムで感じた「一体感」や、三重で味わった「ラーメンの調和」に共通していたのは、

極めてシンプルな本質の力でした。

複雑なロジックで煙に巻くのではなく、一言で心が動く「本質」だけを抽出する。

この3月は、これまでの企画プロセスを徹底的に見直し、

余分な枝葉を切り落とす「引き算の美学」をチーム全体で共有していきたいと思います。

3. 「とりあえずの現状維持」を捨てる

「今のままでも、そこそこ回っているから」 そんな微かな慢心こそが、企画会社にとって最大の毒になります。

(「安定」という言葉の心地よさに、つい甘えたくなる瞬間は誰にでもありますから。)

新年度に向けて、これまでのワークフローやコミュニケーションの取り方、さらにはオフィス環境まで。

「もっと良くできるはず」という視点で、現状維持という選択肢をゴミ箱へ放り込む。

そうして生まれた「空白」にこそ、次の大きなチャンスが飛び込んでくると確信しています。

最後に:空白は、未来への投資

「棚卸し」とは、単なる大掃除ではありません。

次に何を仕入れるべきかを見極め、最高のパフォーマンスを出すための「未来への投資」です。

4月からの新年度、アトマはさらに研ぎ澄まされた状態で、皆さんの課題に向き合いたいと考えています。

(まずは私のデスク周りの書類の山から、物理的な『引き算』を始めなければなりませんが…笑)

新しく、そして深く刺さる企画を。 身軽になった私たちの「次の一手」に、どうぞご期待ください。

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