指先に込める、最後の一押し。私たちが「泥臭いセット作業」を大切にする理由。
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こんにちは。代表の坂田です。
今日は、私たちの仕事の中でも、あまり表に出ることのない「裏側」の話をさせてください。
実はアトマでは、自分たちが制作したパンフレットや資料を、一通ずつ封筒に入れ、
発送の準備をする「セット作業」を自ら行うことがあります。
正直に申し上げれば、これは非常に神経を使い、時間もかかる泥臭い作業です。
デザインやコピーを考えている時のような華やかさはありません。
それでも、私たちがこの作業を大切にしているのには、理由があります。
「納品物」が「手紙」に変わる瞬間
封筒に資料を滑り込ませ、丁寧に封を閉じる。
その単調な繰り返しの最中、私の頭の中には、一人の受け取る方の姿が浮かんでいます。
「このパンフレットを手に取った時、彼はどんな顔をするだろう?」
「封を開けた瞬間、この学校の温かさがちゃんと伝わるだろうか?」
ただの印刷物の束が、誰かの未来を左右する一通の「手紙」に変わる。
その最後のバトンを繋ぐのが、私たちの指先です。
機械的に詰め込むのではなく、受け取る人の体温を想像しながら作業することで、
資料には目に見えない「敬意」が宿ると信じています。
効率よりも、「届くこと」の重み
現代の広告業界では、効率化が最優先されます。
発送作業はアウトソーシングするのが当たり前かもしれません。
しかし、自分たちが魂を込めて作った言葉や写真を、自分たちの手で送り出す。
この「最後の一押し」を自分たちで行うことで、私たちは「作りっぱなし」にしない責任を再確認しています。
「ここまでやってくれるの?」 驚かれることもありますが、
私たちにとって、セット作業はクリエイティブの延長線上にあります。
どんなに美しいデザインも、相手の手に渡り、心が動かなければ意味がないからです。
30分の対話から、封入の一通まで
アトマの仕事は、私のなぐり書きのノートから始まります。
そして最後は、一通の封筒を丁寧に閉じる指先で終わります。
始まりから終わりまで、一貫しているのは「誠実でありたい」という想いだけです。
効率やスピードも大切ですが、最後は「人から人へ」という温度感を守り抜くこと。
もし、あなたが「大切なメッセージを、大切に届けてほしい」と考えているなら、
ぜひ私たちにその想いを託してください。
デザインの先にある、受け取る人の笑顔までをデザインする。それがアトマの仕事です。