その「No.1」は本物ですか?広告で事故らないための、誠実な根拠の作り方
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こんにちは。代表の坂田です。
今日は、広告やWebのコピーでよく見かける、
でも実は「事故」になりやすいテーマ。 それが 「No.1表示」 です。
「顧客満足度No.1」「人気No.1」「選ばれてNo.1」など。
正直、キャッチコピーとしての引きは抜群に強いです。
言葉ひとつで安心感が出ますし、お客様の判断を後押ししてくれます。
ただ、制作現場の人間として、私はいつもこう自問自答します。
「それ、本当にNo.1と言い切れる根拠はありますか?」
消費者庁も「No.1表示」に関する実態調査報告書を出しており、
根拠が曖昧なケースには厳しい目を向けています。
今回は、大事故を防ぐための私なりのチェックポイントを整理します。
No.1表示は「根拠」とセットが鉄則
No.1という言葉は、他社より優れているという強烈な印象を与えます。
だからこそ、根拠が曖昧だと「消費者を誤認させる表示」と判断されるリスクがあるのです。
制作現場で必ず確認する、5つのチェックリストがこちらです。
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「何の」No.1か? 価格?満足度?実績数?項目を曖昧にせず、明確に定義する必要があります。
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「誰に対しての」No.1か? 全国なのか、東海エリアなのか、あるいは特定の業界内なのか。範囲が広いほど根拠は厳しくなります。
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「いつのデータ」か? 数年前の古いデータを使い続けるのは、今の時代、不誠実とみなされかねません。
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「どうやって」調べたか? ここが最重要です。誰が、何人に、どんな方法で聞いたのか。自社調査か外部調査か。
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「注記」を入れられるか? No.1という文字の近くに、調査主体や方法を小さくでも明記できるか。これができないなら、表示は見送るのが賢明です。
「盛る」よりも「積む」方が、結局は強いです
もし根拠が弱く、No.1と書くのが不安な場合は、無理に「盛り」にいく必要はありません。
むしろ、今の時代は以下のような「嘘のない具体性(一例です)」のほうが、お客様の心に響きます。
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× 「人気No.1」
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○ 「〇〇のご相談が前年比で120%増えています(社内実績)」
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○ 「導入社数〇〇社突破(2025年12月時点)」
派手な一言で瞬間的に勝つよりも、「この会社は数字の扱いがきちんとしてる」という信頼を積み上げる方が、
結果として長く選ばれる会社になります。
最後に
No.1表示は強力な武器ですが、扱いを間違えれば自分たちを傷つける刃にもなります。
もし社内で「No.1を入れたい」という話が出たら、まずは今日のチェックリストで足元を固めてみてください。
根拠を整理するプロセスそのものが、自社の強みを再確認する良い機会になるはずです。
私たちアトマも、「考え抜いた表現で人々の選択に貢献する」という理念のもと、
強い言葉ほど誠実に向き合う制作を大切にしていきます。