制作会社が震える「あとちょっとだけ修正」の正体とは?(笑)
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こんにちは、代表の坂田です。
実は先日、スタッフから
「ブログの内容は正しいけど、坂田さんの個人的な面白さがなくて、ちょっとつまらないです」と、
愛のある(?)直球の指摘を受けました。
…正直、ちょっと凹みました(笑)。
でも確かにそうだな、と。
というわけで、今日は少し肩の力を抜いて、制作の現場で日々繰り広げられる
「地味にむずかしい話」を書いてみます。
魔のフレーズ「あとちょっとだけ……」
広告制作のやり取りの中で、必ずと言っていいほど登場する言葉があります。
それが、「あとちょっとだけ修正できますか?」。
この“ちょっと”という響き。制作側にとっては、実は一番の難問だったりします。
たとえば、よくある「ちょっと」の内訳を整理してみると……。
| お客様の「ちょっと」 | 制作側の脳内(翻訳) |
| 「文字を少し大きく」 | 全体のバランス、改行位置、余白、全部やり直しだ……! |
| 「写真を少し明るく」 | どの程度の明るさ?爽やか系?それとも温かい系? |
| 「色味をもう少し柔らかく」 | パステル調?それとも彩度を下げる?(センスが問われる……) |
| 「なんか…もう少し“良い感じ”に」 | 【エラー発生】脳内CPUがフル回転。悟りを開く修行の始まり。 |
最後の「良い感じ」に至っては、もはやクリエイティブな格闘技です(笑)。
気付くと、「ちょっと」の積み重ねが全体のバランスを崩し、
最終的に「……なんか最初の方が良かったかも?」という、切ないゴールに辿り着くのも「あるある」です。
なぜ「ちょっと」が迷子になるのか
もちろん、「ちょっと修正したい」という気持ちは痛いほど分かります。
形になって初めて見えてくることもありますし、
「もっと良くしたい」という熱意があるからこそ出る言葉ですよね。
ただ、うまくいく修正と、迷子になる修正には、明確な違いがあります。
それは、「場所」と「目的」がセットになっているかどうか、です。
-
どこを変えたいか(場所):この見出し、この写真、この色…
-
どう見せたいか(目的):もっと安心感を出したい、10代に響かせたい、クリックしやすくしたい…
この2つをセットにしてもらえるだけで、私たちの迷いは消え、制作スピードと精度は一気に上がります。
私たちも「ちょっと」をアップデートします
偉そうなことを書きましたが、実はこの記事を書きながら、私自身も反省しています。
「お客様の“ちょっと”を、もっと上手く言語化して差し上げるのが、プロの仕事じゃないか?」と。
お客様に「どうしたいか説明してください」と丸投げするのではなく、
こちらから「それって、こういう安心感を出したいということですか?」と、
半歩先を照らすようなコミュニケーションが必要ですよね。
私たちも、修正のやり取りを「勝ち負け」ではなく、同じゴールを目指す「最高の共作作業」にできるよう、
もっともっと対話のスキルをアップデートしていかなければならない。
スタッフの鋭い指摘を受けて、そう強く感じている今日この頃です。
最後に
制作は、小さな“ちょっと”の積み重ねで、見違えるほど良くなっていきます。
だから、遠慮は一切不要です。
ただ、もし可能なら…「どこ」を「どうしたいか」をボソッと添えていただけると、
私たちクリエイターは泣いて喜びます(笑)。
来週からも、真面目な話と、こうした「制作現場のちょっと笑える本音」を織り交ぜながらお届けします。