【注意喚起】「ドメイン失効の再請求」メールにご注意ください|焦らせる請求は要確認
![]()
最近、
ドメイン契約の更新に関する「再請求」メールについて、非常に注意が必要なケースがありました。
同様の状況で不安になっている方の参考になればと思い今回、緊急でブログにまとめています。
実際にあった状況
あるお客様のもとに、「ドメイン契約更新の再請求案内」というメールが届きました。
内容は、
- すでに再請求案内を送っている
- 本日中に支払わないとドメインが失効する
- 急いで手続きをするよう促す文面
というもので、ちょうどドメインの更新期限当日の朝に届き、非常に焦らせる内容でした。
一見すると、信じてしまいそうな理由
今回のメールは、
- 実在するサービス名を名乗っている
- 代表メールアドレス宛に届いている
- 「ドメイン失効」という強い言葉を使っている
ため、冷静でいるのが難しい内容でした。
実際、連絡を受けた代理店の方も、「今すぐ支払わないといけないのでは」と
かなり焦っている状況でした。
しかし、実際には…
確認したところ、
ドメインの更新手続き自体は、3か月前にすでに完了していました。
つまり、
支払いが必要な状態ではなかったということです。
メールの不自然な点
メール本文を確認すると、次のような点に違和感がありました。
- 「会員メニュー 請求明細情報」という文言の下にURLがある
- そのURLを開こうとすると、ページが存在しない
- その下に「クレジットカードで手続き可能」とあり、別のURLが記載されている
このようなケースでは、焦ってクレジットカード情報を入力してしまうと、
カード情報が不正に取得されるリスクがあります。
「焦らせるメール」は、まず疑ってください
今回の件で、あらためて強く感じたのはこの点です。
「今すぐ支払わないと失効します」
という表現は、まず立ち止まって確認するべき
本当に正規の請求であれば、
- 管理画面から確認できる
- 過去の更新履歴と整合が取れる
- 複数の連絡手段がある
はずです。
ドメイン更新で困ったときの確認ポイント
もし、
このようなメールが届いた場合は、
- 本当に更新が済んでいるかを確認する
- メール内のURLをすぐにクリックしない
- 管理を依頼している制作会社・代理店に連絡する
- 焦ってクレジットカード情報を入力しない
この4点を、まず意識してください。特に4点目のクレジットカード入力は危険です!
私たちがドメイン・サーバー契約を「お客様自身で」とお願いしている理由
私たちは、ドメイン・サーバー契約については
基本的にお客様ご自身で行っていただくことを推奨しています。
理由はシンプルで、
- 契約状況が分かりにくくなる
- 連絡先が複雑になる
- 今回のようなトラブル時に判断が遅れる
といった リスクがあるからです。
不本意ながら代理店経由で管理しているケースもありますが、
だからこそ、今回のような注意喚起はとても重要だと感じました。
最後に
今回の件は、誰にでも起こり得るケースです。
「うちは大丈夫」と思わず、少しでも不安を感じたら、一度立ち止まって確認することが大切です。
この情報が、同じような状況で悩んでいる方の判断の助けになれば幸いです。