広告を作る前に、実は一番大事なこと|成果を左右する最初の整理
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広告を検討するとき、
「パンフレットを作りたい」
「ホームページをリニューアルしたい」
と、まず“作るもの”から考えることが多いかもしれません。
ですが実は、多くの広告が、作る前の段階でつまずいていると感じています。
多くの広告が、作る前につまずいている
広告のご相談を受けていると、
「何を作りたいか」は決まっているものの、「なぜ作るのか」「誰に伝えたいのか」が
十分に整理されていないケースをよく見かけます。
- とりあえず必要そうだから
- 周りがやっているから
- 前回作ってから時間が経ったから
こうした理由が悪いわけではありません。
ただ、そのまま進んでしまうと、途中で迷いが生まれやすくなります。
本当に大事なのは「何を作るか」ではありません
私たちが広告を考えるとき、
「パンフレットか、ホームページか」といった媒体の話ではありません。
- 誰に伝えたいのか
- どんな場面で使うのか
- 見た人に、どうなってほしいのか
これらが整理されていないまま、「何を作るか」だけを決めてしまうと、
広告の方向性が定まりません。
その結果、
「思っていたのと違う」
「修正が多くなる」
といったズレが生まれてしまいます。
整理ができていないと、何が起きるか
作る前の整理が不十分なまま進むと、次のようなことが起こりがちです。
- 判断基準がなく、決めきれない
- 修正が増え、時間がかかる
- 結果的に、満足度が下がる
といったことが起こりがちです。
これは制作側の問題というよりも、最初の整理が足りなかっただけ
というケースがほとんどだと感じています。
私たちは「作る前の整理」に一番時間をかけています
私たちは、いきなりデザインや制作に入ることは多くありません。
まずは、状況や背景を丁寧にお聞きします。
- 今、どんなことで困っているのか
- どんな人に見てもらいたいのか
- どこで、どのように使う予定なのか
この整理ができるだけで、「作るべきもの」が自然と見えてくることも少なくありません。
実際にあった、整理から始まったご相談の話
実際に、こんなご相談をいただいたことがあります。
お客様ご自身で作成された、16ページにわたる資料を拝見しました。
情報量はとても多く、内容もしっかりしていましたが、
「ページを埋めること」が目的になってしまい、
ターゲットにうまく伝わる形になっているのか迷われている状態でした。
そこで私たちは、いきなりデザインを考えるのではなく、
ヒアリングを通して「誰に」「何を」「どんな流れで伝えたいのか」
を一つずつ整理していきました。
その結果、すべてを詰め込むのではなく、伝えるべき情報を絞り込み、
三つ折り加工の資料としてまとめるご提案を行いました。
ページ数は大幅に減りましたが、流れに沿って説明できる構成になり、
「伝えたいことが、自然に説明できるようになった」と評価をいただきました。
広告は、整理するだけで半分は成功する
話を整理した結果、「今は作らなくてもいい」という結論になることもあります。
それは決して失敗ではなく、むしろ良い判断だと私たちは考えています。
無理に進めないことも、広告を考える上では大切な選択の一つです。
作る前に、少し話を聞かせてください
私たちは、いきなり制作ありきのご相談でなくても構いません。
「何を作るべきか分からない」
「考えを整理したいだけ」
そんな段階からでも大丈夫です。
作る前に、少し話を聞かせてください。
(代表 坂田)