『バズればいい』と思っている担当者にお伝えしたい、本当の投資対効果
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週のスタート記事は、「私は大反省・・・。」というお詫びからスタートです。
こんにちは。代表の坂田です。
先日、このブログで「今回の冬季五輪はあまり盛り上がらないのではないか」と
書きましたが、…前言撤回させてください。(→記事はこちら)
連日の日本人選手の素晴らしい活躍、そして過去最多となるメダル獲得。
テレビやSNSで躍動する姿を目の当たりにし、
自分の予想が見事に外れたことを反省しつつ、
一人の日本人としてこれ以上ない喜びを感じています。
やはり、ひたむきに努力を重ねてきた人が報われる瞬間には、理屈を超えた「熱量」が宿るものです。
そんな世の中の熱狂を肌で感じながら、ふと「広告企画」の本質について考えていました。
最近、クライアント様との打ち合わせでよく耳にするのが
「とにかくバズらせたい」という言葉です。
「バズらせたい」よりも大切な考えとは?
SNSで拡散され、数字が跳ね上がる瞬間は、
確かに担当者として大きな高揚感を得られるものです。
しかし、広告企画を担う者として、私はあえてこう問いかけたいのです。
「その熱狂は、1年後の売上に繋がっていますか?」
「消費される数字」と「蓄積される価値」
バズることは、いわば「打ち上げ花火」です。
一瞬で夜空を明るくし、多くの人の目を引きますが、翌朝には跡形も残りません。
しかし、一方で、私たちが本来追求すべき投資対効果(ROI)は、
火を灯し続ける「灯台」のようなものであるべきだと考えています。
たとえ一度に100万人に届かなくても、
「このブランドなら信頼できる」と確信してくれる100人を確実に捕まえること。
その積み重ねこそが、企業の持続的な成長を支える資産になるからです。
安易なインパクトを狙うあまり、ブランドが大切にしてきた
「品格」や「文脈」を無視した企画を走らせてしまうと、一時的な数字と引き換えに、
長年築き上げた顧客との信頼関係を損なうリスクすらあります。
坐禅に似た「企画の研ぎ澄まし方」
先日、地元の春日井で坐禅を体験した際、住職から「余計なものを削ぎ落とし、
本質に向き合う」ことの大切さを教わりました。(→過去の記事はこちら)
広告企画も全く同じです。
「目立ちたい」という雑念を一度取り払い、
「このサービスは誰を、どう幸せにするのか?」という原点に立ち返る。
派手な演出や奇をてらった仕掛けがなくても、その「本質の純度」が高ければ、
広告は自ずと必要な人の心に深く、静かに刺さっていきます。
派手なバズりよりも、ターゲットの記憶の奥深くに「残る」こと。
それこそが、私たちが考える「本当の投資対効果」です。
最後に
「バズらせる」のは手法の一つに過ぎず、目的ではありません。
私たちが作りたいのは、流行に流されて消えていくコンテンツではなく、
クライアント様の事業の未来を照らし続ける一助となる企画です。
「数字の向こう側にいる『一人の人間』を動かしたい」 そう願う担当者様と、
じっくりと本質的な対話を深めていければ幸いです。