整理することで、伝わり方が大きく変わった会社紹介リーフレット事例
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実際に、こんなご相談をいただいたことの紹介です。
詳しい社名はお伝えできませんが、
広告を考える上でとても参考になる事例だと感じています。
ご相談時の状況
お客様は、会社の事業内容を紹介するためのA4サイズ・三つ折りリーフレットを作ろうと考え、
すでに他社に制作を依頼されていらっしゃいました。
ただ、提案を受けたものは、
- 資料全体の構成がしっくりこない
- 伝えたい内容とデザインが合っていない
- これで本当に事業内容が伝わるのか不安
といった思いを抱えていらっしゃったそうです。
最初に感じたこと
私が拝見した資料は、情報そのものが不足しているわけではありませんでした。
しかし、
「何を一番伝えたい資料なのか」
「どこから読んで、どう理解してほしいのか」
という流れがデザインとともに少し見えにくい印象を受けました。
内容が悪いのではなく、整理の順番が定まっていないという状態だったように思います。
まず行ったのは、整理でした
お客様は、ホームページで弊社を見つけてくださり、
「実際に来て話を聞いてくれそうだったこと」
「制作実績の幅が広かったこと」
を理由に、お電話をくださいました。
私が直接お伺いし、いきなりデザインの話をするのではなく、
- このリーフレットを、誰に使うのか
- どんな場面で説明するのか
- 読んだ人に、どう理解してほしいのか
といった点を、一つずつヒアリングしていきました。
整理した結果、見えてきた方向性
社内に戻り、スタッフ全員で内容を整理していく中で、
すべての情報を詰め込む必要はないという結論になりました。
そこで、
- 事業の全体像が自然に伝わる流れ
- 説明しながら使いやすい構成
- 三つ折りという形状を活かした情報の整理
を前提に、デザイン案をご提案しました。
次回の打ち合わせでその案をご覧いただいた際、「とても良いですね」
というお言葉をいただき、受注につながりました。
お客様からいただいた反応
完成後には、
「話の流れに沿って説明しやすくなった」
「どこを見せればいいか迷わなくなった」
といった反応をいただきました。
リーフレットそのもの以上に、考えが整理されたことを評価していただけたように感じています。
この事例から感じたこと
この事例を通して改めて感じたのは、広告は「作ること」よりも、
作る前の整理が結果を左右するということです。
形やデザインの前に、伝えたい相手と流れを整理する。
それだけで、資料の役割は大きく変わります。
まずは、整理からでも大丈夫です
私たちは、いきなり制作ありきのご相談でなくても構いません。
「今の資料が伝わっているのか不安」
「一度、整理したほうがいいのか知りたい」
そんな段階からでも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。
(代表 坂田)